こんにちは。生涯学習支援カルチャースクール『エデュカーレ』代表の白石です。
エデュカーレ幼児養成講座では、「想像力」の養成を謳っています。
しかし、「想像力」という言葉の意味は非常に多岐にわたり、どんな力のことを「想像力」といっているのか、非常に分かりづらいかと思います。
今回は、エデュカーレが考える「想像力」とは何か、それを養う意味、養わないとどんな影響があるのかについて話していければと思います。
目次
1.想像力とは?
エデュカーレが考える「想像力」とは、
1.頭の中だけで自分が考えているものを描画する力
2.頭の中で描画したものをアニメーションのように動かすことができる力
3.自分の描画したものを参考に、これから現実に起こるであろうことを予測、判断する力
おおまかに、この3つの力が段階的に備わっていくことが、「想像力」がある、ということなのではないかと私は考えています。
1.は頭の中で、活字を見たり、人の話を聞きながらしっかりと自分の中でそのことを実際に自分が見ているかのように思い浮かべることができるか、という事です。
こういった力がなければ、本を読んでも全く頭に入らなかったり、人の話がまったく理解できない、ということになりかねません。
2.は、頭の中で、静止画ではなく、動画として物事を思い浮かべられるかということです。これは、平面的ではなく、立体的に物事がとらえられているということであり、こういった力が備わることで、はじめて頭でよりよくものが考えられる下準備が出来上がってきます。
3は、いろいろなことを予測し、それに対して判断を下す力です。予測して判断するとは、「今、○○だから△のようにすれば□になるだろう」ということです。1や2の力は、今ある現実や予測する未来を、具体的・詳細に思い描くことに繋がります。3の力は、1や2で培われた力を使いながら日常生活の中で起こることに対して、予測したり判断することを繰り返すことでどんどんと磨かれていくものだと考えています。
これらを磨くために、必要な要素として、指先能力、図形認知、空間把握、数論理があり、脳の成長が著しい幼児期に伸ばしていこうというのが、エデュカーレが” 謳っている想像力”養成の中身です。
2.なぜ幼年期に想像力を磨かなくてはいけないのか?
想像力が身についていない子は、どんな特徴があるのかといいますと、
①読み書きが苦手
②人の話を聞くことが苦手
という外から見て、一目でわかる特徴、もう一つは一見わかりにくいのですが、
③先々のことを想像できない、ひいては”目標がもてない”という特徴
があるように思います。
講師経験の中で、進路などの相談を受けた際にも明確な目標が立てられる子、立てられない子がでてきます。
そういった子の違いで一番顕著なのは、先々のことを想像させたときに明確なビジョンが持てるか持てないかの違いです。
これは、学校の成績が良いか悪いかはあまり関係はありません。
常に先々のことをシミュレーションして生活しているか、そういう習慣がついているかが非常に重要なのです。
そのため、そういった習慣を幼いころから身に着けていくためにも、早い段階でそういった力を養成することは非常に大切だと考えています。
3.さいごに
いかがだったでしょうか。
想像力という言葉は、広範な意味があるため、なかなか意味がとらえにくいのですが、要するに頭の中に絵が描けるか、これから起こる先々のことを予想、予測することができるかということだと思ってもらえれば分かりやすいかと思います。
そして、この想像力を身に着けるのに、指先能力、図形認知能力、空間把握能力、数論理能力が非常に関わっています。
これらに関しての詳細な記事も上げておりますので、興味のある方はぜひそちらも読んでみてください。