【ゴルフ入門②ゴルフ情報整理術】ゴルフはどう学ぶと効率がいいのか？身体の動きのレッスンの落とし穴

こんにちは！エデュカーレ塾長の白石です。
最近、ジュニアゴルファーや会員さんも増えてきたので、ゴルフ初学者のための有用情報をブログ記事にも上げていければと思います。前回の続きで巷にあふれるゴルフ情報を整理して効率よくゴルフ練習をする考え方をお伝えします。

今回は前回登場した練習の注目ポイントの①ゴルフスイングという体の動き（過程）について、さらに深堀してお話ししていければと思います。

ゴルフスイングのレッスンを行う際に、身体の動きに関するレッスンは欠かせません。しかし、このレッスンでの伝え方は、インストラクターの数だけ様々あります。

インストラクターの言葉をどう受け取るか、という受け手の受け取る心構えによってレッスンで得られる効果は大きく変わってきます。

まず、最初にですが、インストラクターのレッスンは2パターンに分けられます。

①実際の身体の動きの修正

②体の感覚を優先した動きの修正

①に関しては、実際にカメラで映像や写真を撮り、体の位置を修正していくという一般的なスイング修正指導です。

②に関しては、小鳥をつぶさないくらいの力で握って、シャフトを鞭だと思ってしならせるつもりで使って、といったような日常生活や今までの運動経験で蓄積された体の感覚を使って、運動を修正するやり方です。

どちらも一長一短なところがあり、例えば①であれば、力感などの体の感覚に関する部分があまりないので、力が入りすぎてしまったり、たくさんの動きを意識しないといけなくて、どうやって動かせばいいか分からなくなる、といったデメリットもありますが、運動の見た目が明らかに変わるので、動きの見た目を修正するのには向いています。

②に関しては、今までの受け手の運動蓄積や、その人が感じる主観の部分が多いので、大きく動きが変わる人もいますが、そうではない人もいます。しかし、体の感覚を意識して運動を行うので、運動に必要なリズムや力感などを習得するのには、有効な指導方法です。

このように、身体の動きを修正するためには、二つの指導方法があり、どのような目的でこのレッスンをやっているのかをしっかりと指導者とコミュニケーションをとって、納得しながら指導を受けるのが効果的だと思います。

身体の動きに関するゴルフレッスンは、世の中にあふれていて、容易に情報を得ることができます。

しかし、それを有効に活用するには、受け手の聞き方もとても大切です。以下に、失敗する例をご紹介します。

失敗例

①レッスンの内容が正しいと思って、そのまま真に受けてその動きを繰り返す。

これが非常に多い例だと思います。初心者であっても何も考えずに言われたままにレッスンを受けることはやめましょう。次のような思考プロセスを通して、練習内容を精査してください。

まず実際の身体の動きのレッスンなのか、感覚のレッスンなのか、情報の種類を分析しましょう。分析したうえで、身体の動きを変えたいのであれば、カメラで実際に撮影して動きの変化を確認しましょう。感覚のレッスンであれば、ボールを打つという動作の中にその感覚を入れ込むことに集中しましょう。違和感がなくなって自然とボールをとらえることが出来れば、目的としていた感覚（運動リズムや運動弾性、力感など）が身についてきたと感じられるはずです。

②レッスン内容を疑いながらレッスンを受ける。

これもあまり有効的な方法ではないと思います。中上級者にありがちですが、最初から情報の有用性を見極めたいという気持ちが強すぎて、マイナスの感情からレッスンを受けにくる例もよくあります。当然インストラクターはその疑念を晴らすほどの驚きと感動をレッスンで与えることが必要ですが、受け手の立場だけで考えると、このような心の状態では、上達の妨げになってしまいます。

レッスンで最も重要なのはその中身よりも、信頼関係だと思います。そういった信頼関係を妨げる感情はなるべく無いほうが上達は早まるでしょう。

このように、ゴルフに限らず、運動学習においては情報を整理することが重要です。情報を整理して、取り組んでみると色々な気づきが出てきます。そういった試行錯誤を行うことで自分なりのゴルフ理論が確立し、自分なりのゴルフスイングが形成されていきます。

今回は、身体の動きにフォーカスした情報整理術をご紹介しました。次回は、ボールの行方（結果）にフォーカスしたゴルフレッスンの情報整理術をご紹介したいと思います。